はるの音楽日記 <初夏>
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 2011
5月4日(土) 東京国際フォーラム
11:45〜
ドミトリ・マフチン(ヴァイオリン)
児玉 桃 (ピアノ)
シューマン:幻想小曲集
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第3番
15:15〜
小山 実稚恵 (ピアノ)
ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
ドミトリー・リス(指揮)
ブラームス:ピアノ協奏曲 第1番
一度行きたかった、ラ・フォル・ジュルネ・ジャポンに行って来ました。
一日どっぷり居たかったのですが、人気のあるプログラムはチケットが取れません。PCの入力が上手くいかず、電話予約をしていたらあっと言う間に完売になってしまいました。しょんぼり。
東日本大震災の影響で、規模を縮小し、来日アーティストはかなり少なめ。
当初のプログラムとは、相当違っていたと思います。
丸の内界隈は、ラ・フォルの祝祭的な雰囲気でいっぱい。ちょうど新緑の季節で幸せな気分でした。震災から2カ月ほどの時で、ずっと重苦しい気分でいたのが、少し解放されました。
さて、コンサート。
シューマンの幻想小曲集は真紀とやったので、お馴染みの曲。
この曲はいろいろな楽器のヴァージョンがあります。マフチンはテンポ速い! ちょっとイメージ違うなぁ。ブラームスのソナタの方が好きみたいです。
児玉桃のピアノは端正。ソロも聴いてみたくなりました。
ブラームスのPコン。ブラームスの雄大なコンチェルト。小山美稚恵の力が十分に発揮された、良い演奏でした。出ずっぱりのウラルフィルもがんばった!
はるの音楽日記 <梅雨>
6月16日(木) 町田市民ホール
錦織 健 (テノール・リサイタル)
3月11日、東日本大震災のため延期になったコンサート。そのままプログラムを使用しているので、日時は3月11日のままです。
昨夏、錦織健がクィーンをやると言うのでライブに行って、ちょっとはまりました。クィーンは変則ワザみたいなものですから、今回は本来のステージを聴きたいと。
町田市民ホールは4回目とのことで、町田ネタのMCで客席をほぐしつつ、歌は完璧。プログラムは万人受けする、オペラのアリアや日本の歌を並べたものですが、良く構成が練られていて、楽しめるものでした。隣の席のおばあちゃまは「ドミンゴよりすてき〜」と声かけをしていました。
アーティストでエンタテイナーですね。なかなか無いキャラクターです。アーティストに偏れば尊大に、エンタテイナーに偏れば単なる芸人になってしまいますから。
2部の冒頭はギターを抱えて登場。オペラに出てくる「旅の音楽師」と言う感じ。アリアとギターがとても良く合うのにびっくりしました。新鮮でした。
ピアノの多田聡子も、200回以上公演で組んでいるそうで、呼吸もピッタリ。
アンコールは、そう、クィーンだったんですよ。( We are the champions )
年配の方が多いお客様にわかったかしら。そしてアンコールのもう1曲は Stand by me. 彼の気持ちが伝わるでしょ? おちゃらけているけれど、良い奴なんですよ。
隣のおばあちゃまは「艶が出てきましたねぇ。これからが楽しみですよ」と
おっしゃっていました。
洗足大学 打楽器アンサンブル
6月4日(土) 洗足学園 前田ホール
セシリア会の発表会が終わり、ほっとしたところで、コンサートへ♪
発表会の「聖者の行進」でスネアをやってくれた。Nさんの所属する打楽器アンサンブルのコンサート。
前半の「くるみ割り人形」バレエ付き は残念ながら聴けませんでしたが、後半、ファリャの「三角帽子」はなかなか聴きごたえがありました。
マリンバ・ヴィブラフォン・シロフォン・グロッケンなど鍵盤打楽器が20台
以上並ぶのは壮観です。
アンコールの(多分)「ライオンキング」では、気持ちのこもった演奏に思わず涙してしまいました。
土曜の午後で、学生オケなのでお値段も手ごろ。次の週も洗足へ。
2週続けて音楽三昧。だって発表会前はずっと「謹慎生活」ですもの。
洗足大学 ファンファーレオルケスト
6月11日(土) 洗足学園 前田ホール
指揮 ヤン・ヴァン=デル=ロースト
ファンファーレオケは金管のオーケストラのこと。もともと、ベルギー・
オランダ・ルクセンブルグに多いもの。(地理でやったベネルクス3国ですよ)
今回は、指揮のローストに委嘱した曲の世界初演がありました。
作曲者の棒ですから、団員は当然とっても力が入るし、緊張しますよね。
ローストは人気作曲者で、委嘱してから書き上げるまで、3年待ちだそうです。
ファンファーレオケは柔らかい響き。でも言われないと、そうとは気付かないかも知れませんね。
1曲目は緊張のせいか「この先どうなるかしら?」という感じでしたが、どんどん調子を上げ、2部はとても良かったです。2部の最後、インディ・ジョーンズのメドレー。やっぱりこの曲は良くできている。ジョン・ウィリアムはうまいなぁ・・・ |